映画・テレビ

2008年2月20日 (水)

題名のない子守唄

題名のない子守唄   ジュセッペトルナトーレ

ジュセッペトルナトーレ監督といえばニューシネマパラダイス!

どこかセンチメンタルでノスタルジックなエンニオモリコーネの音楽とともにシチリアへの郷土愛がつづられる、、、そんなイメージがありますが、この作品はそのお約束のパターンを見事に裏切るサスペンス。東欧と西欧の格差、男と女の格差、そして貧富の差がイヤというほど描かれます。

踏みにじられても決して屈しない主人公は、ゴミ溜めの中に暮らしとことん打ちのめされても自分の欲望を実現させていこうとします。そんな彼女はやられたらやられっぱなし泣きっぱなしの幼女;お嬢様にどうサヴァイヴするかを仕込みます。

やられたらやり返せ、やり返す相手がいなかったら近くにいる他の誰かにやり返せ。

幼女相手にほぼ折檻、ほぼ虐待ともいえるようなことを繰り返します。しかし彼女の真剣さは幼女を心から愛するからこそのもの。小さな小さな女の子は彼女を信頼するようになります。

しかし彼女の味方はその幼女だけ?!どん底の人間の行き着く先は闇の中しかないのでしょうか?

舞台になった東イタリアのトリエステという街。

私はその街の名の響きさえ苦手。イタリア語でトリステ(悲しい)という言葉があるのですが一文字違いのその響きを聞くたび寒い気持ちになるのです。イタリアの西海岸;地中海側はそれこそフランス国境からシチリアまですべて廻った私ですが、東側アドリア海側は、何度も何度も行こうとしたのですがさまざまなトラブルによって阻まれました。

どうやら縁がない=呼ばれていない=鬼門ですか?!

ということで、この映画で初めてお目にかかったトリエステでしたが、新鮮でありやはり物悲しいものでした。ただラストのシーンでジュセッペの主人公への愛、人を信じるものの強さ確認してほっとした私です。また、ある意味では今のイタリアがよくわかる作品といえるかもしれません。よろしかったらどうぞ☆

*格差社会;イタリア、そして女性の社会進出が日本よりずーーーっと進むイタリアでは週に1回でも家政婦を頼む家がとても多いです、またベビーシッターや乳母を頼むというのもごくごくフツウのことです。お金持ちの友達の家には住み込みのメイドさんがいて、「リゾットお願い、あ、1人分フォルマッジォ抜きで」と内線で指示すると、まさに「萌えなメイド服」を着た褐色の中年女性がニッコニコと現れます。食事が終わると「終わったわ」それが本当のお嬢様の姿。で映画の中の幼女と彼女の関係は特殊といえば特殊ですけれど、ある男友達など「乳母に会いに行くからつきあって」と私も一緒に彼のかつての乳母だった女性の家でお食事をいただいたり。なんだかお母さんふたり。田舎がもうひとつって感じでした。

こころのことはハーティ新宿へ

連載を読んでの感想楽しみにしております。cocorofuwafuwa@ヤフー.co.jp

皆様のお役に立てますように Banner_02_6

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2007年6月 6日 (水)

パイレーツオブカリビアン!!

パイレーツオブカリビアンワールドエンドを観てまいりました。

ストーリーの詳細などついていけないところもありましたが、そういうの全部すっとばしても楽しめる作品です。

正直あんまり誰がどうしてこうしてこうなったというものより、奇妙奇天烈、摩訶不思議、そして不埒で不条理なものが大好きなのです。

ですから懲戒善悪ものとか勘弁願いたいものです。

今回はジャックが主役というよりエリザベスが魅せてくれたという感じ。

王として皆を率い、愛するもののために戦い、、、、そして悲しい結末。

まあ、単純といえば単純ですが、ちょっとせつなく物悲しいのも彷徨う海賊ゆえ。

シュールな映像や、手抜かりない装飾などをみるだけでも楽しいです。

コロニアルというのはこうやってできたのかなんて遥か昔に思いをはせてみたり。

いやはや笑った笑った。そしてポロっと涙。

今月はマルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶の、公開に先がけてマルチェロマストロヤンニ特集もあるのでワクワクしてしまいます。

なにせ、まだ物心つかぬころに親に「いい映画だから観なさい」といわれたのが、ソフィアローレン、マストロヤンニ主演「ひまわり」です。

戦争から戻らぬマストロヤンニを探し求めたどり着いた先でみたものは、、、、もう悲しくて悲しくてワンワン泣きました。

そこから私のイタリアが始まったのです、、、大げさですねえ。

今回のマストロヤンニ特集ではそのほかにフェリーニの名作「甘い生活」など、すばらしい作品がラインナップされているようです。

皆様も往年の名優の主演作品をご覧になってみてはいかがでしょうか?

こころのことはハーティ新宿

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2006年12月24日 (日)

戦場のメリークリスマス

みなさんはひとりでクリスマスをすごす方のことを考えたことがありますか?

ひとりでお正月をすごす方のことを考えたことがありますか?

恋人がいるから寂しくないとか、恋人がいないから寂しいのじゃなくて、ハレもケもなくたったひとりですごされる人々の存在を考えたことがありますか?

私の祖父は事業をやっておりロータリアンでした、また、ずーっと独身だった叔母は身寄りのいない子供たちのための施設で働いておりました。ですから子供のころ祖父の家に行くと、知らない子が滞在していることがよくありました。

それが小さい子ですとまるで粗忽で、私達はすごく驚き、その子の存在に非常に腹をたてたものです。しかし叔母や祖父母に「あんたたちには、ちゃんと両親も兄弟もいるし、好きなことさせてもらっているでしょ。あの子はね。正月もクリスマスもどこも行くところがないのよ」ときつく言われました、しかしこっちも子供、ますますその子に対してイヤな感情をおぼえただけでした。

中学生ぐらいのお兄さんが来ていることもありましたが、年頃だったのでしょうね。一切部屋からでないでひとりですごしているようでした。暗いね、あの人、、、まあ、勝手にそんなことを思ったりするノンキな私たちでした。

さて、今日私は仕事をしておりますが、たった今このブログを書いている最中に、ご近所の未亡人が訪ねてらっしゃいました。

ねえ、今日もお仕事なの?

ハイ。

これ、差し入れよ。みなさんで食べて。

*ホカホカの出来立てのオニギリです。

うわあ、スゴーイ。クリスマスだから?!

そうよ。

ちょっと待ってください、これお友達の焼いたパンをお持ちください。おいしいですよ。

ありがとう。

ありがとうございます。

仕事する私達を気の毒だと言う人はまちがっています。

私達には務めがあり、求められているから仕事があるのです。

しかし、この人にはただの一人も身寄りがいません。遺族年金と家賃収入でほそぼそくらしていらっしゃるのです。

日曜に出社する私達の姿をみてサンタクロースをやってみたくなったのでしょうか。

さて私の大好きだった叔母も今は難治認定病で長期入院中です。

ごめんね、たかちゃん。ひとりにしてごめんね。クリスマスたくさんプレゼントもらったことよくおぼえてる。おしゃれなお洋服たくさんいただいたのうれしかった。いつかいつか会いにくからメリークリスマス!

メリークリスマスローレンス!メリークリスマス大好きなみんな!http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17320/index.html

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2006年12月 4日 (月)

プラダを着た悪魔とドゥマゴ

先日渋谷でプラダを着た悪魔を観てまいりました。

前評判にたがわず豪華な衣装とかわいい主人公!

VALENTINOなどデザイナーは本人として出演、スーパーモデルのジセルブンチェンは編集部員として彩をそえてくれました。

ストーリーはちょっとコミカルで激しく描かれているものの、それぞれの熱さが感じられてよかったです。

しかし残念なのは、主人公の恋人。

彼女の劇的な変化に戸惑う気持ちはわかりますが、彼女が仕事に傾ける情熱と彼を愛する気持ちは全然違うものなのですから、がんばる彼女を応援してほしかったですね。

「キミはかわったね、昔の方がいいよ

なんてつまらない話なのでしょう。

人は成長する生き物です。それについていけないのは自分であって彼女をせめてどうするのでしょう。

最後に彼女はファッション誌を退職し、ジャーナリストとしての道を歩もうと再度決意します、しかしがっかりしたのはそんな恋人とよりを戻そうとすることです。

えぇーーーーー!!一番タイヘンなときに応援してくれなかった彼のもとに戻りますかぁ?

正直そう思ったのですが、ご覧になった皆さんはいかがでしょうか?

そんなこんなではありますが、おしゃれ大好きな私としては存分に楽しんで帰ってきました。

帰りはカフェドゥマゴでお茶。パリ本店の美しさにはかないませんが、渋谷ではなかなか好きな場所です。

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