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2010年8月 3日 (火)

早稲田大学の学生として 2  地域資源

この春学期に学んで良かったのが地域資源。

地域資源論という科目では日本の農だけでなく地域再生と国際情勢とをからめて学べて本当に勉強になりました。

地方のことと、農のこと、そしてWTO、FAOなんか宮崎の口蹄疫も重なったので自分でもいろいろ調べてみましたよ。

私は北は北海道、南は沖縄、父島、佐渡島って日本中知らないところはないってぐらい旅してるのだけど、日本には本当の田舎がないと思う。

Chichi9

自分の町の良さを否定して「ジャスコがある、ゴルフ場がある、高速道路がある」そんなそこそこの町を目指した結果どこもかしこも一緒な町になっちゃった挙げ句、仕事がないと言ってみんな都会にでていってしまう。

そんな話を友達としてたら「都会の人に何がわかる、原発呼ばないとやってけないんだよ、とりあえずの仕事が必要なんだよ!高速道路ひいたら仕事になるだろ」と怒られちゃったと友達しょんぼり。

まあ、原発の話はさておき、ないないなんにもないといううちに、その町らしさや自然という財産が失われてしまうのは残念。

そして深刻な農離れ。

農村高齢化、就農者不足、耕作放棄地。

新規就農にはものすごくお金がかかるしいきなり始めても採算などとれません。インキュベーターシステムがあっても今度はインキュベーターが赤字。

どうしてこんなにうまくいかないの?

毎度講義のたび本を読むたび嘆かわしく思いました。

「若い人で就農希望者が増えている」

なんて話題が取り上げられるだけで実際は微々たるもの。

「若い就農希望者が増えている」というのはそこだけを抽出するから「ほぉ、若い人の方が偉い」なんて錯覚おこしちゃうけれど、それは報道マジックであって実際新規就農を志す若い人の絶対数は、30年前、20年前に比べてどうかというとぜんっぜんいない。

結局は定年退職した60前後の人が家業を継ぐとか兼業だったのが専業になるとか、もともと持っていた農地を耕すだけなんです。

さらに企業で勤める人で3年で辞めちゃう話ってあるけれど、農も厳しい、もっと厳しい、、、、若い人たち続かないのですね。だから町ぐるみで支援するシステムや国が援助するシステムが必要なの。

これは他にもあてはまりますが社会にでたから社会人になれない人、親になっても親になれない人がたくさんいるわけですよ。

そんな具合で、講義以上に自分で農水省のサイトから本まで色々読んで調べたわけですけれど、誰もが楽しめそうなのが「スローな未来へ」http://www.amazon.co.jp/スローな未来へ~「小さな町づくり」が暮らしを変える~-島村-菜津/dp/4093798087

これなら誰でも読めるでしょって感じでとても親しみやすい本。
でも逆にリアルな取材だと思いました。

私も著者もイタリアにいた経験があるから余計通じるものがあるかもしれないけれど、イタリアの田舎は本当の田舎!

そして田舎こそイタリアの資産だという考えが日本との大きな違いかな。

なにせアンジェリーナジョリーがトスカーナに買った別荘の値段36億円!!ですよ。
プールがつこうが何がつこうが日本だとその値段にはならないでしょ。

なぜならイタリアはその景観を守るため、むやみに土地を売らない、勝手に建物を建ててはいけないと法律で決まっているのね、だからその値段。

10年も前、母とふたりでやっとの思いでたどり着いたトスカーナの田舎。

夏の夜は村人総出演?!の夜空の下の舞台を楽しみました。農家の朝食は心づくしのもてなしで、地元の人は私達亜細亜人母子を大歓迎してくれて。

思い出すと涙がでるような美しい村と人々。

でも車がないのにどうやってあそこまで行ったんだろ。、今もう一度行くにも思い出せないような複雑な旅路でした。

でも日本にだって美しい町はある!!
愛媛の内子町。
和蠟燭と座の町です。電線もセットバックして景観を守ってますよ。
本当にステキな町です。

あとは外部経済を活かした農を行っている村もステキですね。
長野や新潟の棚田なんかそうだし北海道の美瑛町もそうですね。

あとは長野の宿場町もステキです。

Umi3

和洋折衷な町が多いのが長野の特徴かなあ。
そしてしょっちゅう通う軽井沢。
森がある、山がある、そして湿気がある。ついでに猿もキツネもリスも熊もいてビックリしちゃうけど、、、、えーとえーととにかく寒くて、ステキなところです。
夏の涼しいのはともかく、冬のキーーーーーンって寒さ、悲しいほどの静けさは最高に贅沢ですよ。

ひとりでひきこもってると幻聴が聞こえてきそうですけど。

でも夏の旧軽は一歩まちがうと下品になっちゃうの。
ちょっと残念。
ただそれを楽しみ人もいるからいいのかもね。

私は今、やりたいことがたくさんあるのだけど、日本の美しさ再発見の旅をしたいなあ。

イタリアと日本、共に歴史ある国、文化豊かな国だけど、どうしてこんなに日本は自信を無くしてしまったか、どうして自殺する人が多いか考える10年。

まだ答えはでない。

ただなんとかしなくてはと思い、こうやってあらゆる角度から学ぶ日々。

田舎が元気だと国が元気になるんじゃないかな。
隣の人と同じがいいんじゃなくてオラが村がいちばん!!

そうやって田舎の人が元気だしたら国民もみんな元気になるんじゃないのかしら。

私は東京生まれではないけど、家族皆が引越しを重ねるうちに帰るところがなくなってしまった人。

Yoyogi1

それでも天下の明治神宮のお膝元代々木に20年!
ここがいちばん好き。
町から元気をもらい私も町に元気を還す。

そんな生き方したいです。

今、日本を出ようとしない人が多いといいます。自分の足で自分のお金で旅をすること、世界をみること、同時に日本を知ることってとっても大切なことだと私は思います

心からそう思います。

こころのことはハーティ新宿

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