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2008年6月25日 (水)

みんな違ってかまわない  1

今、イタリアは卒業試験の時期です。
イタリアというよりヨーロッパの試験といえば口頭試問ですね。

興味深いテーマを定めることも大切ですが、いかに魅力的なプレゼンテーションをして審査官の興味を引くか、説得力のある話をできるか。などが焦点となります。
 高校卒家試験のことをイタリア語で「Maturita’」といってそれは「成熟」を意味します。
つまり、「社会へ出て、きちんと生きていけるほどオトナだ」ということを証明する機会でもあるわけです。だからこそ、先生の質問を口八丁手八丁で交わしつつ、自分に有利な方向へ話を進めていく術も評価の対象になります。

「マジメでありさえすれば口下手でも多めに見てもらえる」という甘えは許されないし、「審査官に好印象を与える態度」もきちんと身につけていなければなりません。」

そんなメッセージを友人から受け取ったところです。

イタリア人はおしゃべり好きで好奇心が強い?!

しかしただおしゃべりが好きなだけではないです。なぜそう思うのかということから、その人の人と成りを見定めていきます。

夏のシチリアでバカンスを楽しんでいたところ、「こんにちは、僕はアレッサンドロ8歳です。よろしければお話しませんか」とナンパされたことがあります。

「シィ、もちろんかまわないわ」

「あなたは日本人ですね。僕は日本のマンガが好きで、僕は空手を習っています。将来は日本に行ってみたいと思っています。」

「まあ、それはステキね、ところでどのマンガが好きなんですか?」

「北斗の拳が好きです。なぜなら彼は強いからです。僕もあぁなりたいです。」

「親が習えと言ったから」じゃなくて、「彼のように強くなりたいから」たった8歳でも明確な自分の意志があるのです。もちろんきっかけは親が習えといったのかもしれません。しかし、初対面の私に「なぜなら」を用いて彼は自分を紹介してくれました。

さて、学生達。

試験官はイジワルなんだよね、、、そういうしめっぽい話は一切なく、その「やりとり」さえ楽しめるかどうか、周りの拍手をさらうことができるかどうか、学生達はそこまで自分自身にperche'を繰り返します。
*国民全員役者?!国民全員、検察と弁護士?!そのやりとりは見事なものです。

「なぜなら」から始まるロジックはユニーク=唯一無二なものです。「人はこんなにも違うものだよ。」という主張した上で、他を尊重していこうと考えるのがイタリア;西洋的発想のようです。

続く

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