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2007年11月20日 (火)

同感と共感

同感と共感の違いについて考えてみましょう。

その前に、まずは日米の思考の違いから。

日本人は誰かをなぐさめようとするときに自分の過去の経験を語って、「自分もそういうことがあったけど大丈夫、だからあなたも大丈夫」と相手を励まして導こうとしますが、多国籍国家移民の国であるアメリカ人はそもそも相手と自分は違う人間、よって同じ経験をしても感じ方受け取り方は人によって違うという考えがあります。

そこでどうするか、、、

あくまで相手の感情にそうという姿勢をとります。

たとえば試験で失敗した人がいるとき日本人は「私も試験に落ちたことがあるけどそれで人生終わりじゃない、次にまたがんばればいいさ」と励まします。

しかしアメリカ人は「すごくがんばったキミを知ってるよ。さぞ、くやしいことだろうね。そりゃあがっかりしたことだろう。」と感情にそってあげます。

さて同感と共感。
同感とは、ある対象に対して、相手と同じ感情を抱くことです。

あ、Aさんだ。

私あの人キライ。
私もキライ。

共感はその対象に対して抱く感情は違えど、相手がなぜそう思うかについては受け入れ認めてあげることです。

あ、Aさんだ!!

私あの人キライ。
うそ、私は好きよ。
だって、、、昔あの人に意地悪されたことがあるんだもの。

まあ、そうだったの。それであの人がニガテだというわけね。そういう理由だったの。知らなかったわ。気づかなくてゴメンナサイね。
*これが共感です。

しかし「えー、あの人いい人だよぉ。意地悪するなんて信じられない。そんな風に見えないけどなあ」と相手の感情を無視して、自分がAさんに抱く感情を精一杯主張したらどうなることでしょう?
相手はまるで自分が嘘をついているかのように言われて、過去の傷とともにますます追い込まれてしまうのではないでしょうか?

まずは相手の意地悪されてイヤだったことを一緒に感じてあげること、、、、できませんか?

さて私達、カウンセラーや医者はすべての病気やすべての苦しみを経験した上でその仕事に従事しているわけではありません。そんなのありえませんよね、、、カウンセリングに関して言えば、ヨーロッパで生まれてアメリカ経由で日本にやってきたとも言えますが、、、私達カウンセラーは「感情を聴く」という作業を続けます。相手の痛みを五感で受けとめようと全神経を集中させ、その痛みを少しでも軽くしようと努める者たちであることは確かでしょう。

どうしてこの人はそう感じているのか。

この苦しみはどこから来たものか。

それをずーーっとずーーーっと探るのです。

長くなってしまいましたが、同感と共感の違い、、、、ご理解いただけましたら幸いです。

こころのことはハーティ新宿へ

連載を読んでの感想楽しみにしております。

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